飛んだ先には何がある?たまごのぶらり世界旅

旅好きアラサー女子の旅の軌跡*

ケニアからタンザニアへ陸路国境越え、、できない?

ケニア旅立ちの日。

 

バスに乗り、

ルンガルンガという町へと向かいます。

(150ケニアシリング・約165円)

 

そこから国境までは、

バイクに乗ってGO!

(100ケニアシリング・約110円)

 

 

そして、、

やってきました〜イミグレ!

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ケニアのイミグレでは、イエローカードの提示を求められました。

大丈夫かなー、、と思いつつ提示。

 

 

すると、案の定これではだめとのこと。

 

 

というのも、

私のイエローカードは7年前につくられた紙製のもの。

もちろん黄熱病の予防接種は当時受けましたが、その証明書がボロッボロになっていたのです。

名前部分も破れて無くなっていたイエローカードは無効で、

新しく証明書を発行する必要があるとのこと。

 

「なんで予防接種受けたのに、

    またお金払わなあかんの!?」

 

 

納得がいかない私は、

しばらく言い合います。

 

 

「この証明書は、本人のものであるという証明が出来ないじゃないか。

もしこの証明書が有効なのだとしたら、

僕が君のこの証明書を僕のものだと言って見せることもできる」

 

そう主張する、職員の男性。

 

 

がしかし、

運がいい?ことに私のイエローカード

名前部分は欠けていたものの、

署名部分は残っていたのです。

 

パスポートの署名部分を

「ほら、同じ字でしょ?」

と見せると、

 

しょうがないな〜といった様子で通してもらえました。

イェーイ粘り勝ち!

 

 

ふぅー長かった。

さてさて、ローエンお待たせ〜♪

とローエンを探すと、

彼女もまた手こずっている様子。

 

 

でもこれは、

彼女自身の問題というより、

彼女の出身国台湾とケニアの問題だったのです。

 

彼女は入国時、

ケニアの入国スタンプをパスポートではなく別の紙に押されたそう。

それが原因で、

「パスポートに入国スタンプがないのであれば、入国したことにならない。

よって、出国スタンプも押すことはできない。」

とのこと。

 

 

そんなん、空港職員の責任やん!

 

 

台湾でとったというe-VISAを見せてもらうと、紙には大きなバッテンが。

聞くと、空港職員にバッテンされたとのこと。

 

 

なんで、、?

 

 

おかしいと二人で訴えると、

「じゃあタンザニアのイミグレに行ってみなさい。たぶん無理だと思うけど、、」

 

タンザニアのイミグレへと向かいます。

 

二人で申請用紙に記入し、

入国許可をもらいに行きます。

が、私は入国できるが、

ローエンは入国できないとのこと。

ケニアの出国スタンプがないし、

タンザニアには入国させられないと、、

 

二人でケニアのイミグレに戻り、

どうにか許可してくれないかと訴えます。

 

が、空港職員

ケニアは、台湾を国家として認めていない。よって、許可することはできない」

 

 

国家として認めていない、、?

 

 

ローエンは、おそらく中国が原因だろうと言っていました。

中国はアフリカの様々な国でインフラ建設を進めているため各国と仲が良いが、

台湾はそんな中国と仲が悪いから、

こういう事態になるんだろう、と。

後から知ったのですが、

日本も、中国との国交を取ったため台湾との国交を断絶したのだとか。

中国の力、すごいな、、

 

 

そこでイミグレの職員さん、

なんとかできないかと

大使館に電話してくれるとのこと。

ローエンはかなり不安そう、、

 

 

私たちは職員さんたちの働く別室で、返事を待ちます。

 

と、近くでごはんの良い匂い、、

職員さんが食べるごはんでした。

「美味しそー、、」

と言ってると、

 

女性職員さん

「食べる?」

 

「いいの!?(*゚▽゚*)」

 

女性職員さん

「自由に食べていいわよ。

   椅子に座って食べなさい。」

 

わーい!!

 

てな訳で、お昼ごはんいただき〜♪

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野菜の炒め物とお豆とチャパティ

美味しかった〜!!

お腹空いてたからしみた〜!!

 

と、そこに戻ってきた男性職員さん。

「やっぱり無理だ。

  君がタンザニアに入国するには、空路で行かないといけない。保証は出来ないが、そこまでして拒否されることはないだろう。ただ、ケニアは乗り換えのために滞在したということにしなさい」

 

とのこと。

 

 

やっぱだめなのか、、

もうどうしようもないので、

ローエンとはハグを交わし、

ザンジバルでまた会おう!」

「私たちは強いんだ!」

 

国境で、まさかの別れ。

急にトラベルパートナーを失うことになるなんて、、

 

 

こんな筈ではなかったのだけれど、

私は一人でタンザニアのイミグレへ。

 

タンザニアのイミグレ職員のおばあちゃん、

トウモロコシをむしゃむしゃ食べながら入国許可してくれました、、自由だな!

 

そんな訳で、

色々ありましたが20ヶ国目・タンザニアに入国です!